2022/07/12
皆さんこんにちは。理学療法士の岩田です。
暑い日が続いていますので、水分を取って熱中症に注意して下さいね。
今回は骨粗鬆症について書かせていただきます。
早速ですが、「骨粗鬆症」とは何かご存知ですか?
骨粗鬆症とは骨量の減少などにより、骨がスカスカになり骨密度が低くなってしまうことです。
骨粗鬆症になると骨が弱くなってしまうため、転倒やくしゃみ、重いものを持ち上げることなどで骨折しやすくなります。特に女性は閉経後に骨量の変化が大きく、骨粗鬆症のリスクが高まります。
骨粗鬆症には特徴があります。
それは骨折しやすい部位が決まっていることです。部位は主に4ヶ所あります。
・背骨(圧迫骨折)
・うでの骨(上腕骨近位端骨折)
・手首の骨(橈骨遠位端骨折)
・太ももの骨(大腿骨近位部骨折)です。
また、圧迫骨折(背骨の骨折)では痛みがない場合もあります。そのため椎骨(背骨)が潰れていき、腰が曲がってきてしまったり背中が伸びにくくなることがあります。
そして、骨粗鬆症による骨折をした場合は、別の部位の骨折も再度起こしやすくなると言われています。
丈夫な骨を保つためには、運動習慣をつけることやバランスの良い食事を摂る、適度に日光に浴びること、喫煙・過度な飲酒を控えることが大切になります。
前よりも身長が縮んだ。背中や腰の痛みが続いている。腰や背中が伸びにくくなった。などの徴候がある場合は、是非当院で骨粗鬆症の検査を受けてみてください。
また、当院には骨粗鬆症リエゾンマネージャーの資格(骨粗鬆症の啓発、予防、円滑な治療を行うための連携などをする。)を持っている看護師が在住してますので、何かお困りのことがあればお気軽にご相談下さい。
次回は当院で行っている骨粗鬆症検査について記載させていただきます。